絵本その他

<アートの本棚>では、美術鑑賞の入門書や美術絵本など約200冊を所蔵しています。
とくに絵本は、やさしいや英語やフランス語を沿えたものがあり、著名なアーティストや名画を別の角度から楽しむことができるでしょう。ここでは、その中から何冊かを図版と解説を添えてご紹介します。





Gu
érin-Fermingier, Frnette; Nicola, Richard. Warhol: ten Lizes, 1990, Centre Pompidou, 1994, 1 vol. (Lart en jeu)


パリ・ポンピドーセンターが出版するアーティスト・シリーズ『LART EN JEU』(遊びの中の芸術)のアンディ・ウォーホル版。一つの作品をクローズアップしたりトリミングして見せたり、モチーフを切り取って組み合わせるなど、自由な発想で自分らしくアートをみる方法を探す本。Andy Warhol(アンディ・ウォーホル) 1928-1987,アメリカ   1960年代N.Y.でマンガや俳優の写真などをモチーフに、シルクスクリーンで繰り返す作品を制作。反絵画・反芸術的な作品を、映画や出版など幅広い分野で発表したポップ・アートの代表的作家。この本で紹介されている《TEN LIZES》(仏《DIX Liz》)は1963年の作品 で、彼が多用したシルクスクリーンという技法によってモチーフのLiz(エリザベス・テーラー)を繰り返し描いている。蛍光色の版を重ねる、版をわざとずらす、被せる…など、どんな技法かを想像しながら読んでみよう。
◇<アートの本棚>関連書籍/『肖像が語るアメリカ史』
□日本でアンディ・ウォーホルの作品を観るには…
《エルヴィス》1964、《キャンベル・スープ缶》1968福岡市美術館/《マリリン》1967広島市現代美術館など。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。


 




Prats-Okuyama, Catherine; Okuyama, Kimihito. Max Ernst: Loplop pr
ésente une jeune fille. Centre Pompidou, 1991, 1 vol. (Lart en jeu)

パリ・ポンピドーセンターが出版するアーティスト・シリーズ『LART EN JEU』(遊びの中の芸術)のマックス・エルンスト版。一つの作品 をクローズアップしたりトリミングして見せたり、モチーフを切り取って組み合わせるなど、自由な発想で自分らしくアートをみる方法を探す 本。Max Ernst(マックス・エルンスト)1891-1976,ドイツ出身 1919年ドイツのダダ(dada )運動を起こしコラージュ(collage )作品を 多く発表。1920年代にはパリで、意識下にある不安定な部分を表現するシュルレアリスム(surréalisme=超現実主義)運動に参加。フロッタ ージュ(frottage )作品で中心的存在に。 《Loplop présente une jeune fille》は、複数の絵画技法や素材を用いたmixed media (ミクスドメデ ィア/仏Techniques mixtes)という技法で制作されている。何がどこにどのように使われているか探しながら、素材の感触も想像して読んでみよ う。タイトルのLoplopとは、この作品にいる怪鳥のことで、作家はこのモチーフで何点か作品を作っている。
 □日本で彼の作品を観るには…
 《二羽の鳥》1975国立西洋美術館/《鏡の中の天使》1962、《白鳥はとてもおだやか…》1920横浜美術館など。フロッタージュ作品を収め た『博物誌』(1926)は代表作のひとつ。徳島県立近代美術館などでその版画を所蔵している。※作品が展示されているかを各館に確認してから 訪れて。





Curtil, Sophie. Delaunay: la Tour Eiffel. Centre Pompidou, 1994, 1vol. (L
art en jeu)

パリ・ポンピドーセンターが出版するアーティスト・シリーズ『LART EN JEU』(遊びの中の芸術)のロベール・ドローネー版。一つの作品をクローズアップしたりトリミングして見せたり、モチーフを切り取って組み合わせるなど、自由な発想で自分らしくアートをみる方法を探す本。Robert Delauney(ロベール・ドローネー) 1885-1941,フランス ピカソやブラックが創ったキュビスム(cubisme 仏=立体派)を受け継ぎながら原色を多用した新しい展開を、オルフィスム(orphisme 仏)と呼んだ。その代表的な作家がこのドローネーである。飛行機やエッフェル塔など近代的なモチーフを取り上げ、徐々に抽象的な表現に移行していった。《エッフェル塔》(仏《La tour Eiffel》)も彼の代表的なモチーフで、1889年のパリ万博に合わせて造られたもの。完成当初この塔は、芸術家たちに不評だったが、20世紀初頭において“近代の象徴”といえる建造物だった。多くの作家がエッフェル塔をシンボルとして作品に取り入れている。
□日本で彼の作品を観るには…
《カーディフ・チーム習作》1913-1922頃 愛知県美術館/《リズム 螺旋》1935東京国立近代美術館など。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。

 



Curtil, Sophie. Brancusi: le coq. Centre Pompidou, 1996, 1 vol. (L
art en jeu)

パリ・ポンピドーセンターが出版するアーティスト・シリーズ『LART EN JEU』(遊びの中の芸術)のコンスタンティン・ブランクーシ版。一人の作家を取り上げ、その作品の特徴的な部分を比較して見せるなどの方法で、自分なりのアートみる方法を探す本。Constantin Brancusi(コンスタンティン・ブランクーシ 1876-1957 ルーマニア) 20世紀前半パリで活動した彫刻家。動物や物質をモチーフに東洋的で抽象ともいえる造形を追求し、現代彫刻に大きな影響を与えた。イサム・ノグチの師でもある。ポンピドーセンターには、彫刻、絵画と多くの写真原板、プリントが収蔵されていて、別館にアトリエが再現されているThe Cock》(仏《LE COQ》=雄鳥)はさまざまな素材を用いてシリーズで制作されていて、豊田市美術館にも1924年に制作された作品が所蔵されている。
□日本で彼の作品を観るには…
《新生》1920兵庫県立美術館/《接吻》1907-10 ブリヂストン美術館/《空間の鳥》1926鋳造1982)などがある。滋賀県立近代美術館には、《アトリエの「雄鶏」、パリ15区ロンサン路地11番地》19411944頃を含む、ブランクーシが撮影した作品写真が多く所蔵されている。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。


 

 Arcimboldo: avec plus de 70 autocollants repositionnables!. Palette, 2007, 1 vol.Le livre dactivités

ちょっと変わった肖像画の数々。作品に使われている果物や植物が切り取れるページから好きなモチーフを選んで、どこに使われているか探してみよう。この絵を見たら、自分が顔や洋服を観察するときも、何かの形に似ているように感じるようになるかも。Giuseppe Arcimboldo(ジュゼッペ・アルチンボルド) 1527-1593,イタリア ミラノでガラスやタペストリーの下絵を描く仕事をしていたが、16世紀半ばに神聖ローマ帝国の宮廷画家となる。表紙《L'Été1573は夏の植物を使って描かれた肖像画で、タイトルは仏語で「夏」の意。代表作でもある《ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)》(仏《Vertumne》)は、主君ルドルフⅡ世を収穫物で描いたもの。タイトルのウェルトゥムヌスとは、ローマ神話の豊穣の神のこと。静物画にして肖像画であるこれらの作品は寓意的な意味も持ち、この作風は二重映像画(ダブルイメージ、多義図)とも呼ばれ、現代作品にも大きな影響を与えている。日本でも江戸時代の浮世絵師・歌川國芳などがこの手法をつかっている。

<アートの本棚>関連図書/『顔』





Delpech, Sylvie; Leclerc, Caroline. Joan Miro. Palette, 2012, 1 vol.
Lart en formes

 『LART EN FORMES』(芸術の形)シリーズ、ジョアン・ミロ版。抽象的なのに具象的…作品には、見る人の数だけ何かが潜んでいる。描か れたパーツを切り取って本の中にある絵画の同じ形に重ねても良いし、別の形をプラスして新しい絵を完成させてもいい。一枚の絵から、自分 なりの物語を創ってみよう。Joan Miró (ジョアン・ミロ 1893-1983 スペイン(カタルーニャ))20世紀前半にはシュルレアリスム (surr éalisme= 超現実主義) 運動に参加、スペイン内戦 (1936) のときに壁画《刈り入れ人》を、第二次世界大戦には連作《星座》を発表。象形 文字のようなモチーフで詩的世界を描きだしている。晩年は絵画だけでなく版画、彫刻、陶器の作品も制作している。表紙の作品《女と鏡》( 仏《Femme au miroir》)1957(部分)は、リトグラフ(lithographlithographie)という版画技法で描かれている。版画のほか、油彩も多く描 いており、本に書かれているようにカンバス(仏toile)やカルトンと呼ばれる厚紙に油彩(仏huile sur carton)で描いたものもある。
 ◇<アートの本棚>関連図書/『顔』
 □日本でジョアン・ミロの作品を観るには…
 《絵画》1933豊田市美術館/《夜のなかの女たち》1946大原美術館/《人と月》1950岐阜県美術館/《絵画》1953国立西洋美術館/《女と 鳥》1968三重県立美術館など。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。


 



Delpech, Sylvie; Leclerc, Caroline. Henri Matisse. Palette, 2009, 1 vol.
Lart en formes

LART EN FORMES』(芸術の形)シリーズのアンリ・マティス版。まるで色紙を切って貼ったような絵画。描かれたパーツを切り取って本の中にある絵画の同じ形に重ねても良いし、別の形をプラスして新しい絵を完成させてもいい。一枚の絵から、自分なりの物語を創ってみよう。Henri Matisse (アンリ・マティス  1869-1954 フランス)1905年の展覧会をきっかけに20世紀初頭に起きた、色彩を重視するフォーヴィスム(fauvisme 仏=野獣派)の中心的存在。1933年にバーンズ邸(アメリカ)の壁画《ダンス》を描いて以後、平面的で単純な表現を追求する。筆を思うように使えなくなった晩年は、この本の作家紹介のページにあるように、さまざまな紙を切って貼り付ける方法を用いた。《クリスマスの夜》(仏《Nuit de Noël》)は、病床にあった最晩年に制作した、ロザリオ礼拝堂(南仏ヴァンス)の壁画、ステンドグラスなどの内装から修道士の服のデザインを思い起こさせる作品。
◇<アートの本棚>関連図書/『顔』、『Coloring Book Henri Matisse
□日本でアンリ・マティスの作品を観るには…《マティス嬢の肖像》1918 大原美術館/《鏡の前の青いドレス1937京都国立近代美術館/《ラ・フランス》1939、《赤い室内の緑衣の女》1947 ひろしま美術館など。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。


 



Lopez, P
épito.Warhol: avec plus de 60 autocollants repositionnables!. Palette, 2008, 1 vol.Le livre dactivités

 『Le livre dactivités』(造る本)シリーズ。作品に使われているモチーフを切り取って、どの作品に使われているか探してみよう。そこに は どんな意味が隠されているのだろう。他の作品に組み込んで、自分なりの作品を創ってもいい。Andy Warhol(アンディ・ウォーホル   1928-1987アメリカ)  1960年代N.Y.でマンガや俳優の写真などをモチーフに、シルクスクリーンで繰り返す作品を制作。反絵画・反芸術的 な作品を映画や出版など幅広い分野で発表したポップ・アートの代表的作家。表紙に描かれたマリリン・モンローは1950年代の女優で、キャ ンベル・スープの缶と同様に、多くの作品のモチーフとなったアメリカのシンボル。
 ◇<アートの本棚>関連書籍/『Andy Warhol: ten Lizes(Lart en jeu)、『肖像が語るアメリカ史』
 □日本でアンディ・ウォーホルの作品を見るには…
 《エルヴィス》1964、《キャンベル・スープ缶》1968福岡市美術館/《マリリン》1967広島市現代美術館など。※作品が展示されているか を各館に確認してから訪れて。


 



Depotte, H
élène. Niki de Saint Phalle: once upon a time. Musée dart modern et dart contemporain, Nice, 2005, 15p.

 『Niki de Saint-Phalle-Once upon a time …』のタイトルに使っている文字は、彼女が書いていたサイン。メッセージを書くときは、このように デコレーションして描いていた。最初に彼女が取り組んだのは、板やカンバスに身近にあるものを貼って造る作品。立体作品を創るようになっ てからは、色の鮮やかさが特徴になり、シリーズとなった《ナナ》もどんどん変化してく。何を使っているのか、どんなメッセージが込められ ているのか、考えながら見てみよう。Niki de Saint-Phalle(ニキ・ド・サン・ファール 1930-2002 フランス)1955年頃から、板に人形やボ タンを貼ってからの彩色や銃に絵具を詰めて撃つパフォーマンスで注目を浴びる。60年代後半から立体作品に取り組み代表作である《ナナ》 シリーズなどを発表。鮮やかな色彩と生命力を感じさせるフォルムが特徴。
 ◇<アートの本棚>関連図書/『Niki de Saint-Phalle: our love was a beautiful flower
 □日本でニキ・ド・サン・ファールの作品を観るには…《大きな愛の鳥》地行中央公園 (福岡市)/《会話》1991、《らくだ》1991、《腰掛 け》1991 ベネッセハウスミュージアムなど、野外展示作品。


 



Roy Lichtenstein
. Arola, 2013, 50p. (Dada No. 184)

子どもが初めて出会う美術情報誌として1991年からフランスで発売された月刊誌『DADA』(ダダ)。前半は展覧会の紹介も兼ね、作家についてこれまでの作品や技法、用語などを取り上げる。そのほかの展覧会や現代作家について紹介するページもある情報誌。Roy Lichtenstein(ロイ・リキテンスタイン 1923-1997アメリカ1961年頃から、アメリカン・コミックスの1コマを印刷のドットが見えるほど拡大して描いて注目を集めたポップ・アートの代表的作家。この本の表紙《Drowning Girl=溺れてゆく少女》(部分)(仏Jeune femme se noyant)は、ニューヨーク近代美術館(MOMA)に所蔵されている油絵の作品だが、《鏡の中の少女》シリーズなどシルクスクリーンでも多くの作品を制作している。
◇<アートの本棚>関連図書/『DADA フランス発こどもアートシリーズ』1-8、『Mon Lichtenstein à moi
□日本でロイ・リキテンスタインの作品を観るには…《泣く女》1963 滋賀県立近代美術館/《スイート・ドリームス、ベイビー!》1965 国立国際美術館(大阪)、《ヘア・リボンの少女》1965東京都現代美術館など。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。


 



Depotte, H
élène. Niki de Saint Phalle: our love was a beautiful flower. Musée dart modern et dart contemporain, Nice, 2005, 1 vol.

 Niki de Saint-Phalle- Our love was a beautiful flower』のタイトルに使っている文字は、彼女が書いた絵文字。メッセージを書くときは、この ようにデコレーションして描いていた。この本にあるように、同じ形の彫刻にまったく別の彩色を施した作品も多い。どんな色を使って彩色し ているか観察しながら、自分なら何色にするか想像してみて。Niki de Saint-Phalle (ニキ・ド・サン・ファール 1930-2002 フランス   1955年頃から、板に人形やボタンを貼ってからの彩色や銃に絵具を詰めて撃つパフォーマンスで注目を浴びる。60年代後半から立体作品に取 り組み代表作である《ナナ》シリーズなどを発表。鮮やかな色彩と生命力を感じさせるフォルムが特徴。
 ◇<アートの本棚>関連図書/『Niki de Saint-Phalle: once upon a time
 □日本でニキ・ド・サン・ファールの作品を観るには…《大きな愛の鳥》地行中央公園/《会話》1991、《らくだ》1991、《腰掛け》1991 ベネッセハウスミュージアムなど、野外展示作品。




Roeder, Annette. Henri Matisse. Prestel, 2012, 1 vol. (Coloring book)


Coloring Book Henri Matisse初期の油絵の作品から、転機となった《ダンス》(1909-10年 エルミタージュ美術館蔵)、晩年の切り絵作品まで、マティスが描いた作品を観察して、自由に自分の絵を描く本。マティスが描いた椅子に何を置く? あなたならどんな形に切り取る? マティスの家族の絵の隣には自分の家族の絵を描いて。彼の絵の続きを描いて、それをヒントに、新しい作品を創ってみるのもいい。Henri Matisse (アンリ・マティス  1869-1954 フランス)1905年の展覧会をきっかけに20世紀初頭に起きた、色彩を重視するフォーヴィスム(fauvisme 仏=野獣派)の中心的存在。1933年に描いた壁画《ダンス》以後、平面的で単純な表現を追求する。筆を思うように使えなくなった晩年は、さまざまな紙を切って貼り付ける方法を用いた。この本に掲載された写真のように、病床にありながらも工夫をして最期まで絵を描いた。
◇<アートの本棚>関連図書/『顔』、『Henri Matisse』(Lart en formes
□日本で彼の作品を観るには…《マティス嬢の肖像》1918 大原美術館/《鏡の前の青いドレス1937京都国立近代美術館/《ラ・フランス》1939、《赤い室内の緑衣の女》1947 ひろしま美術館など。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。

 



Weiss, Anne. Mon Lichtenstein
à moi. Centre Pompidou, 2013, 1 vol.

 『mon LICHTENSTEINà moi』(私のリキテンスタイン)は、さまざまなパーツを使って、まさに「自分のリキテンスタイン作品」を創って 楽しむ本。裏表紙の解説を読んで、自分なりの色を塗ったり、パーツは切り取って貼り付けたり、さらには50枚のシールを貼って新しい作品 を創ってみよう! Roy Lichtenstein(ロイ・リキテンスタイン 1923-1997 アメリカ1961年頃から、アメリカン・コミックスの1コマを 印刷のドットが見えるほど拡大して描いて注目を集めたポップ・アートの代表的作家。この本の表紙《Still Life with Goldfish=金魚と静物》は 、マティスの《金魚》  1912(プーシキン美術館蔵)から触発されたもの。リキテンスタインのように、同じものを見ても自分なりの解釈 をすることも楽しいアートの見かた。
 ◇<アートの本棚>関連図書/『Roy Lichtenstein(Dada No.184)
 □日本でロイ・リキテンスタインの作品を観るには…《泣く女》1963 滋賀県立近代美術館/《スイート・ドリームス、ベイビー!》1965 国 立国際美術館(大阪)、《ヘア・リボンの少女》1965東京都現代美術館など。※作品が展示されているかを各館に確認してから訪れて。


 

 Sellier, Marie; Bouvet-Lanselle, Violaine. Wonders of the Louvre. Réunion des musées nationaux, 2011, 92p. (RMN jeunesse)

Wonders of the Louvre
フランスのパリにあるルーヴル美術館は、古代から1800年代の作品を見ることができる世界で最も大きな美術館のひとつ。この本は、ルーヴル美術館の膨大なコレクションの中から代表的なものをピックアップして紹介している。館内で配布されている配置図と照らし合わせながら、その空間を想像してみよう。巻末には、ルーヴル美術館がお城から美術館へと歩んだ800年の歴史も掲載されている。アートの冒険に、この本が導いてくれる。
ルーヴル美術館の公式サイト(日本語)http://www.louvre.fr/jp

 

 Bouvet-Lanselle, Violaine; Sellier, Marie. My little Louvre. Réunion des musées nationaux, 2012, 42p.

My little Louvre
フランスのパリにあるルーヴル美術館に行くと、まずガラスでできたピラミッドが迎えてくれる。この本もまずそのピラミッドをくぐって、古代の作品から見て行こう。代表的な所蔵作品の特徴的な部分を観察しながら、ハイライトツアーを楽しもう。パリに行くことがあったら、ぜひ立ち寄ってみて。
18歳未満の人は無料。1926歳までの人も、金曜日の夜間はコレクション展を無料で観ることができる。
ルーヴル美術館の公式サイト(日本語)http://www.louvre.fr/jp





  (以上、
解説は東京在住で<アートの本棚>を支援していただいているアート・ナビゲーター増田ひろみさんによるものです)


 

 





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